ラインを出すスイングを体得するためのドリル② 左手の片手打ち

  • 2016年08月19日

今日は、ドリルの紹介

前回のライン出しのスイングを体得するためのドリルは右手の片手打ち

そして今回は左手の片手打ちになります


スポンサードリンク




ただ打つのであればそれはそれでできるのですが、ややボールを打った後ターフを削り取るように打つのがテーマとなります
ポイントを3つにまとめます

1、切り返しは左腕のリード

2、インパクトの瞬間の左手の甲を下に押し付ける

3、押し付けたまま左腕とクラブが一本化した状態でフォロースルーをとる

まずは1、切り返しは左手のリードについて

切り返しを左腕でリードするということですが、かなりこれが難しい!

IMG_1363

どうしても左腕でリードしていくとそのままフェースが右を向いたままになってしまい、シャンクや右へボールが飛んでいくことが多くなります

どのくらいリードしていくかというと

インパクトで左手の小指がボールを通り越して左足のスラックスの折り目まで押し出していく

IMG_1363

左腕がボールを通り越してここまでリードすると左腕とシャフトにこれくらいの角度が付きます

無題

この角度が重要となります

次に2、インパクトの瞬間の左手の甲を下に押し付ける

についてです

これはハンドファーストになった左腕、そしてそのことでオープンフェースになったクラブフェースをインパクトで閉じていかなければなりません!

このときかなりフェースは開いていることになります
IMG_1363

ということは実際フェースローテーションが皆無というイメージのライン出しですが、フェースの開閉は存在するといことになります!

しかしその量は少ないということ!

左手の甲で下に押し付けるようにフェースを閉じていきます!

下方に押し付ける
無題

この動きはベンホーガンの左手首の外転と酷似します!
ベンホーガン 外転

最後に3、押し付けたまま左腕とクラブが一本化した状態でフォロースルーをとる

についてです

左手の片手打ちによって腕とクラブが一本化した状態というのがまさしくライン出しの動きそのものです

無題

右手の動きが勝ってしまうとシャフトは簡単に体に巻き付いてしまいクラブが腕と一本化しません

左手の甲で押し付けた状態を保持しそのまま腕の力を抜いてしまえばクラブと腕は一直線上になりそのままフィニッシュします!

左手の意識を高める練習をもう一つ紹介するとクロスハンドグリップでの練習がありますのでその動画も載せておきます

まずはこの3点を意識し、少しづつ練習していきましょう!


スポンサードリンク


ラインを出すスイングを体得するためのドリル① 右手の片手打ち(グリッププレッシャーをゼロからマキシマムへ)

  • 2016年08月15日

今日からラインを出すスイングを体得するためのドリルを何回かに分けてご紹介!

ラインを出すスイングを行うとき、手首を固めてただボールにぶつけると考えている方がいますがそうではありません

手首を柔らかく使うことで、シャフトを鞭のようにしならせてインパクトに向かうことが大切となります

ただインパクトからフォローにかけて腕とシャフトが一本化するということになり、ここの手首の保持だけを着目するとグリップがしっかりとタイトになるということになります

このライン出しは、いかに柔らかいリストワークを覚えるか!にかかっております!


スポンサードリンク




今回は、グリップの柔らかさを徹底的に理解するドリルのご紹介
といっても単純なドリルではございます

右手一本ウェッジで10~20ヤードのショットを打つ練習です

球質は、低くややスピンのきいたボールを心掛け、やや薄いターフを削る感覚が持てればかなり良いです

しかし片手だと力がないのではじめのうちは、シャフトのしなり戻りに対して、抑え込むことができずに手首が逆方向に折れてしまい、ダフリが出てしまうことが多いと思われます

この右手の片手打ちは、力で制御するのではございません

とにかくひたすら柔らかくグリップをすること
そうすることで切り返しのタメ、下半身リードを覚えることにもつながります

インパクトの瞬間だけ、0(ゼロ)だったグリッププレッシャーが100(MAX)に代わるのです

ゼロからマキシマムへの転換

この切り返しがこの右手の片手打ちのトレーニングとなります

結果的には、ライン出しの練習というだけではなくインパクトでのパワーの集約を覚えられるので飛距離アップアーリーリリースの改善などいろいろな効果も期待できます!

テークバックは広く大きく グリップはとにかく柔らかく
IMG_1300

下半身リードで切り返す 手首の柔らかさをキープして右手に角度を作る
IMG_1301

インパクトにかけて グリッププレッシャーがゼロからマキシマムへ 右手の角度をしっかりキープ

IMG_1299

フォローでも右手の角度をキープし、シャフトを跳ね上げないスタイルを理解する これがライン出しのための下地となる
IMG_1306

まとめると

● 右手のグリップの柔らかさを理解する
● 切り返しのタメを覚える
● 下半身リードを覚える
● 右手の角度をキープしてインパクトすることを覚える

まずはこの打ち方で切り返しのグリップの柔らかさを理解しリストワークを覚え、インパクトでの力の入れ方を覚えましょう!

次回は左手の片手打ちです


スポンサードリンク


フルスイングとライン出しスイング

  • 2016年08月04日

ユーティリティーのインパクトの瞬間
FullSizeRender

今日はライン出しとフルスイングの違い比較してみます


スポンサードリンク





若いころよく100yや150yあたりからのスイングをいつも「フルスイングで狙いすぎだ!!」と先輩プロゴルファーに言われました!
背中に巻き付くほど振り抜き、たかーーい球でグリーンに乗せて満足気に歩いているとそういわれるのです!

きっちりシャフトが体に巻き付くフィニッシュ

IMG_1009

そのあと先輩プロゴルファーは、ハーフスイングのような抑えたフィニッシュで低くあまり上がらないボールで簡単にグリーンに乗せているのを不思議そうに見ていたことを思い出します

ラインを出すスリークォータースイング
IMG_0998
やはりコントロールしたスイングとある程度の躊躇しない思い切りのいいスイング!

この二つを駆使する必要性があります!

その違いというと、やはりクラブがインサイドから入る度合いと考えます!

ようするにライン出しは、ある意味フェード系のスイングになります
やや上からクラブを入れてフックスピンを抑える

ハンドファーストにクラブを入れて低いフェードのイメージを取り入れる感覚となります

やや上からクラブを入れる
IMG_1016

しかしある程度の思い切りのいいフルスイングになるとそうもいきません!

どうしても捻転差が深くなり、下半身リードで切り返すことでシャフトが少し寝るというかドロップしてしまうのでインサイドアウトの軌道になりやすいのです!
インサイドアウトになりすぎるとやはり怖いのは左へのミスです

ややインサイドからクラブがアタックする

IMG_1013

軽いフェードで入れるつもりが強烈なフック
となれば大きな事故になってしまいます

ただミドルアイアンから上のクラブになるとそうも言ってられません
絶対的ヘッドスピードが必要だからです!

それは最近の傾向であるストロングロフト化したアイアンのロフト(今の5Iは昔の4I)に起因します!

ロフトが立っているということはボールがそれだけでも上がりません!
そしてボールの進化です!昨今のボールはスピンがあまりかからない構造となっておりその分曲がらなかったり、ドライバーが吹き上がらないでその分前に飛ぶようにできているのです

ティアップしたドライバーの敵と言われているバックスピンが、地面から打つミドルアイアンでの飛ばしのファクターとなるのです!

6Iか5Iくらいからの上の番手は、限りなくヘッドスピード上げることでバックスピンが必要

ロフトでボールを上げるのではなくスピンでボールを上げる!
これがポイントとなるのである程度のスピードが重要となるのです!

 

横から入れるミドルアイアン 上からクラブを入れるショートアイアン

IMG_1013IMG_1016

下半身と上半身の捻転差が少し多いのがミドルアイアンのインパクト

IMG_1014IMG_1017

ターゲット方向にリストがターンするのがミドルアイアン リストターンを抑えターゲット方向にフェースを押し出すのがショートアイアン
IMG_1015IMG_1018

昨今のアイアンセットは5Iから6Iからのラインアップになっているのは、一般アマチュアがボールを上げることのできるスピン量を確保できる番手はそのくらいと考えられているからです

上記の理由から、やはり5Iくらいからは基本的にはラインを出すスイングというよりはある程度のフルスイングでグリーンを狙う!

この変化を理解して練習、そしてグリーンを責める戦略を立ててください!


スポンサードリンク


グリーンを狙うショット ラインを出すスリークォーターショット

  • 2016年08月03日

今日は、方向性を重視したアイアンショットの打ち方を説明してみます!

ラインを出すスイングとはどのようなスイングでしょうか!?


スポンサードリンク





単純にフォロースルーで左腕とクラブシャフトが一本化してクラブヘッドの走りを抑えたスイングになります

左腕とクラブシャフトが一本化するということは、クラブヘッドがターゲット方向に押し出し、クラブフェースを返さないでインパクトを迎えるスイングともいえます

本来のスイングとは、ヘッドを走らせてクラブヘッドを行きたい方向に邪魔をせずに振り切るスタイルとなります
IMG_0997

◎通常スイング

クラブが左に振りぬかれる
セべず15

シャフトが背中に巻き付くスタイル

セべズヒル8H Bプラン

◎ライン出しスイング


ターゲット方向にヘッドを押し出して

IMG_0997

フィニッシュは巻き付けないでシャフトが立ったところで終了

IMG_0998

メリット

● 距離の飛びすぎや左へのひっかけの軽減

● ヘッドの走りを抑えているのでスピン量が減り風に強い低いボールを打つことができる

● 番手間の中途半端な距離の調節にも一役買う(9番だと大きいがPWだと小さいので9番アイアンでライン出しというかスリークォーターショット)

● ボールが上がりやすいショートアイアンでは、距離が合いやすい(スピンがかかりすぎないメリット)

デメリット

● あまりヘッドスピードがない人がやると全然飛ばない

●ダウンブローにとらえられない人がやると手打ちになりダフリやトップが出る

 

このラインを出すスイングは、日ごろから徹底的に練習を重ねた人でないとなかなか難しいです

ミドルアイアン(7I~5I)だとある程度のパワーがないとヘッドスピードが落ちるのでスピンがほどけてドロップしてしまう

 

 

メリットからひも解くと

まずは左右やグリーン奥にハザードがあり縦の距離感をしっかり調整したいときにこのラインを出すスイングを行います

つぎに風が強いときです
アゲンストや横風が強いとき、フルスイングをしてしまうとボールが高く上がりスピン量の多いボールが出やすいので風の影響を受けてしまいます

そんなときはこのスリークォーター的なライン出しスイングでグリーンを狙います

● パーオン率を上げたい上級者 

●これからシングルになりたいプレーヤー 

●ドライバーは飛ばせるけどアイアンが苦手なパワーヒッター

このような方におすすめでございます

今回はシェークスピアカントリークラブのアウトの2番ホールから9番ホールまですべてライン出しでグリーンを狙うショットをご紹介!

IMG_0993 IMG_0995 IMG_0997 IMG_0994

IMG_0998

 

 

 

このコースは風が強いので、フルスイングをしているとどうしても風に流されてしまうことがよくあります。
このライン出しを覚えると方向性もさることながらスピンコントロールができるので150y以内のショットがとても安定します

 

次回は、このライン出しのドリルをご紹介いたします


スポンサードリンク


ゴルフレッスンチャンネル
TOPへ