アイアンはターフの厚さで調子を測る
- 2016年10月14日
今日は、アイアンショットのキレのバロメーターをどこで測るかをお話してみましょう!
キレ!!
とは何か?
やはりカチッ!とボールにアイアンがコンタクトした音が聞こえそのあと芝を削る音が鳴る!
そしてピンに向かってボールが糸を引くように飛び、グリーンをキャッチしてスピンで止まる!!
こんなところではないでしょうか!
キレということでいえば少し抽象的ですので、アイアンでの大事なポイントをお話していきます!
それは、まず方向性ではなく縦の距離になります
縦の距離というのは、自分の狙った距離に対してしっかりその距離分の番手でグリーンを狙えるかということになります!
例えば150ヤードという距離に対し、それに合わせてアイアンクラブををチョイスし、打ってみたものの140ヤードしか飛ばなかったり、逆に飛びすぎて170ヤードも飛んでしまったりというふうに距離が合わないというのが最もスコアを崩す原因となります!
もちろん方向性も重要になりますが、縦距離が合わないとピン奥に切っているときに距離が出ていないと長ーいアプローチが残りますし、ピン手前でグリーン奥まで飛ばしてしまうと下りの難しいアプローチが残ってしまいます!
これだとアプローチの技術が必要になり、そこからスコアを崩す原因となってしまいます
距離が合わない理由は、まず簡単なのがダフリとトップ!!
これは軸の安定、リリースのタイミングなど色々なスイングの改善を模索して調整していきます
そこからステップアップしていくと今度はターフの厚さで調子を測ります
基本的にターフは薄目の長いターフが取れるのが基本となります
大きく分けてウェッジ&ショートアイアンとミドルアイアン&ロングアイアンに分けて考えてみましょう!
ウェッジからショートアイアン(イメージではウェッジから8Iか7I)までは、しっかりターフが削れていきます
このウェッジ系でターフが取れないと縦距離が狂います
薄く入りすぎると少しボールがすっぽ抜けた感じになりポッコーン!!と上がり、ポトッ!と落ちるようなボールで距離が出ないボールが特徴
ウェッジやショートアイアンでは、少しターフが削れる感じで打つのがコツ
52度のウェッジショット
ショートアイアン 8I
次にミドルアイアンやロングアイアンではどうでしょう
5Iや3Iでのショットでは、ほとんどターフが取れてません!
私の身長というのもあるのですが、ミドルアイアン以降になるとスイングプレーンがフラットになるのでクラブが緩やかな入射角度になるという理由からクリーンヒットの傾向が出てきます
薄ーく
芝を削り取る
逆に深いターフが取れてしまうとショートアイアンとは違い、距離が落ちてしまいます!
薄ーーいターフをとり、クリーンでも構わない感覚でボールをヒットする
ミドルアイアン 5I
ロングアイアン 3I
◎ トップオブスイングの比較
ウェッジ&ショートアイアン系(ややアップライト)
◎ ターフの厚さの比較
ウェッジ&ショートアイアン系(やや厚め)
ウェッジ
ショートアイアン
ミドルアイアン&ロングアイアン(薄目のターフ)
ミドルアイアン
ロングアイアン
徐々に土煙の量が少なくなっているのがわかるかと思います
アイアンの処方箋はまずボールを打った後の芝の状況を見て考えてみましょう!
こんな時は危ない!!
● ウェッジでターフが削れない場合
● 6Iくらいでターフが厚くなってきた場合
● あとはターフの削れている方向が狙っている方向と違う(左や右を向いている場合)
アイアンはたまに芝の上から調子を測るとよいでしょう!
そんな中練習場としておすすめは
セベズヒルゴルフクラブの練習場です!
芝の上から打てる素晴らしい練習環境の整ったゴルフコース!
皆さんラウンドではなく練習だけでもいいのでセベズヒルにお邪魔して練習するのもよいのではないでしょうか!