ハーフスイング⓶ 6I 意識の無意識化
- 2016年11月23日
今日は、ハーフスイング特集の2回目
今回は、6Iです
6Iというと、ゴルフクラブの中での位置づけとしてはアマチュアゴルファーが使えるアイアンの中で最も飛ばせるクラブではないでしょうか!5Iや4Iとなるとかなり難しくなってきます
女性用のクラブでいえば、もはや6Iもバッグには入っていなく7Iからという方もいるくらいです!
それだけボールの低スピン化、そしてクラブのロフトがストロング化したということです
ではその6Iのハーフスイングという事ですが、
基本は、ティーアップして行います!
それはミドルアイアンのクラブの入射角は、やや緩やかな軌道
上からクラブを入れすぎるとハーフスイングのヘッドスピードだとボールが上がりません!
ロフトが適正でカチッとコンタクトするためには、軽くティーアップしたほうが良い練習になります!
意識することは
● バックスイングで体をしっかりと捩じり手だけで引かないこと
● ヘッドアップや体の開きを抑えたインパクト
● ダウンスイング以降は、腰の回転を止めないように
などの技術的なことを終始意識しながらスイングします!
そして今回は、ハーフスイングにおける練習の心得をお話してみましょう!
ハーフスイングを練習する理由としましては、
インパクト付近のスイングを確立する!
ベルトからベルトまでのスイングがゴルフの基本となります
ヘッドスピードが最大になるフルスイングでは、どうしてもスピードが速すぎてスイングを意識できません!
意識しようとしているうちに終わっているからです
そしてそれは高速で行われている動きの中では、頭(脳)から指令を送るスピードのタイムラグが存在するからです
そこでスポーツにおける神の領域という言葉があります!
それは何かというと、意識してはいけないポイントという事
スキーのジャンプでいえば、飛ぶ瞬間
野球のバッターがボールに打つインパクトの瞬間
ゴルファーでいえば、パターやドライバーのインパクトの瞬間!
これに必要以上に手を出してはいけません!
ゴルフというスイングにおけるインパクトの瞬間を解析するとどえらい難しい計算式になるくらい複雑!
そのインパクトの刹那を意識しようとすると突然スランプになってしまう!
考えすぎて逆にボールが曲がる
そんな経験があるとおもわれます!
でもそれは当たりまえ!
人間が意識してどうなるものでもありません!
何も考えないほうがよい!
ということになるのです
むかし今年亡くなったアーノルドパーマーがこんなことを言ってました
「インパクトの瞬間、フェースが開いた!と思った時には、もう何十ヤードも前にボールが飛んでいる!」
「そんな瞬間のことを意識しても意味はない!!」
当たった瞬間、「開いたフェースをやばい!!と思って閉じたんだ!」という事ができたとすればそれは神の領域!
しょせん無理!
一番重要ではあるが、一番スピードがMAXの場所というのはそのままスピードに任せて従う!
これが重要なのです
じゃあ‼意識しないでそのまま放置するんですか?!
となりますが
ここで本題に戻ります
ハーフスイングです!
ハーフスイングの場合、MAXのスピードではありません!
自分の意識化の中で把握できるスピード!
これは神の領域ではないのです!
意識下での練習で、インパクト付近を感じ取り
MAXのスピードでのフルスイングでは、そのインパクト付近を無意識化する!
このキャッチボールが重要となります!
ですので練習では、ハーフスイングばかりやってもうまくなりません!
コントロールできるスピードにて意識をインパクト付近に持っていき正しいスタイルを身に付けた後、
フルスイングでは意識するのではなく自然にゆだねてリズムやタイミングを考えながら
スイングしてみる!
そしてまたハーフスイングで確認する
これの繰り返しが練習でございます!
スピードが最大の時に、スイングを考えてもどうしようもないという事!逆にプレッシャー時にはそれが足かせとなってしまいます!
意識下のインパクト(何かを意識している表情)
無意識化のインパクト(頭の中は真っ白!の表情)
昔言われたことがあります
ベストスコアを出して意気揚々と生徒さんがレッスンにお越しになりました!
「先生!!やりました(^.^)」
私
「よかったですね!レッスンの成果が出たんですね!この間練習したアレが良かったのかな?」
生徒
「そうなんです! ん!? というかわかったんです!」
私
「何がわかったんですか!?}
生徒
「何も考えないでバシーン‼!と打てば良いということが!!!」
私
「‥‥‥」
というやり取りからわかるように、あまり意識させることはただ単に混乱させるだけ!
練習のやり方が重要となってきます
意識の無意識化
そして無意識の意識化
このキャッチボールが重要となってきます!