「昭和天皇のパター」 夏坂 健 著より ホールインワンについて

  • 2017年06月18日

おはようございます!

HARDAGOLF
ハラダシュウヘイです


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今日は、久しぶりの書籍の紹介!


夏坂 健 著

「昭和天皇のパター」


著者は、ゴルフというスポーツに置いて

プレーするゴルフしか知らないゴルファーたちに

読むゴルフという新たなジャンルを教えてくれた数少ない作家でございます!

この本を読み直している過程で、ある出来事が私の周りで沢山起こりました

それは

「ホールインワン」

です!

とてもめでたい出来事!

それが一回のショットでカップに入る!という奇跡でございます!


がしかし日本では、このホールインワンがどうも変な方向へ行っているように思われます!

大きなコンペでこの奇跡の出来事が発生した場合

30万か40万の金額が一気に動くらしいです(-_-;)

そんなわけで交通事故と同じ保険が存在した経緯があるのです!
というか年間何十回もゴルフをする方は、ホールインワン保険は必ず入っていると思われます!


そんな中この書籍

「昭和天皇のパター」にホールインワンについての興味深いお話があったのでそれをご紹介したいと思います!

一つは、なんと

ホールインワンを69回達成しているプレーヤーのお話!

69回ですよ(”◇”)ゞ

保険なんて入れませんね(笑)

ギネスブックにも載っている

ノーマン・マンリーというプレーヤー

カルフォルニアに住むスクラッチプレーヤーです


プロの記録では

サム・スニード
24回

ジャック・ニクラウス
10回

アーノルド・パーマー
9回

トム・ワトソン
7回

セベ・バレステロス
0回

ハラダシュウヘイ
0回


というくらいのなか69回というのは凄い!

確率的には

男子プロ
3700回に一回

女子プロ
4600回に一回

一般ゴルファー
4万3000回に一回

という計算だそうです


そんな中ノーマン・マンリーはホールインワンについてこう語っております!

「ホールインワンが偶発的な産物だと考えるのは、誤った固定概念だと思います
多くのゴルファーは、旗竿に向かってアドレスをしているようでいて、実はグリーンにさえ乗ってくれれば、それでよしと考えます
つまり多くの場合、「面」に向かって打つことになります!

「私は違う!」
「ピンの周りが無風状態であれば、落ちてから2メートルだけ転がることを知っているので、「点」に向かって打つように心がけています。
さらに、一番手大きいクラブをもって、小さく低くスイングする。高弾道はホールインワンに適していません!
この意識を持つことによって、カップインのチャンスが飛躍的に増大するはずです!

マンリー家では、ゴルフから戻った夫に台所から奥さんが

「おかえりなさい。今日はいかがでしたか?」

「はい!また1つ出ましたよ」

これが普通の会話らしいです!

というホールインワンの逸話です!

なんとも凄いお話です!

 


それに対してこのようなお話もございます

ある千葉県のゴルフ場での出来事

建築屋さんのS社長が、午前に1回 午後に1回の連続2回のホールインワンをやってのけたというお話!

午前はピンにまっすぐの良いボール

午後は右に押し出し、木に当たってカップに吸い込まれたというもの

昼食でごった返す食堂にマイクを持った支配人は、横に立つ日焼けした中年男性を紹介し
「こちらにいらっしゃるSさんが、ホールインワンを達成しました!ぜひとも皆様ご一緒に乾杯していただきたいと申しております!」

広い食堂が拍手の渦

その後夕方になって、再び支配人がマイクを持って現れた

「ご報告させていただきます。本日、ここにいらっしゃるSさんが‥‥」

「お昼に聞いた」

「さっきはごちそうさま」

内心では2度めの紹介に辟易していたプレーヤーもいる中
「皆さん、誤解してはいけません。Sさんは、午後になって、再びホールインワンを出されたのです」

何人かが椅子から滑り落ちた!

ここから大盤振る舞いが始まりました

ビール360本

ウイスキー水割り 170杯

日本酒 32本

ジュース 63本

コーヒー 90杯

オードブル 52皿

勘定は35万

「こんな名誉、一生に2度とありませんから」という事で

キャディーには特別チップ10万

2連続のホールインワンを目撃した先行の4人組プレーヤーには

一流デパートの仕立券付き背広生地を4人分プレゼント

そのほかレッスンプロや関係者にも同じものが6人分用意されました

そのほか

1個2000のクリスタル製灰皿を200個注文

「ダブルホールインワン記念」
という金文字が鮮やか

さらには、連日連夜の仲間たちとバー、クラブをハシゴが延々と続く!

彼は充血した眼を天井に走らせ、それから手帳を見ながらつぶやいた

「600万ばかり使いましたかな。景気がいいからやれたことです」


1300年ごろからスコットランドではしきりにゴルフがおこなれていましたが、

当時は100y未満のコースが多くホールインワンが頻発していたと考えられます

時には一人が5回、10回が当たり前

そんな中

興味深い記録が残されております

「ロイヤル・ドーノック史」

「会員メラドーム・マッキャンが、再び軌跡を演じた。オータムカップの決勝戦において、8番、115y(当時)のホールまで来ると、これを1発で沈めて優勝してみせた」

「2年前の出来事と同じであり、周囲の者は再びポケットマネーを出し合って、彼に祝い酒をふるまった


名著
「ザ・フィールド」にも、似たような話が

「ノース・ベリックの6番の周辺には、いつも暇人がたむろしている。ここはホールインワンが飛び出す有名な場所。うまくいくと上機嫌の旦那からちょっぴり酒代にありつけるかも」

ようするに本場では、周囲がホールインワンを祝って一杯おごるのが伝統!

もしキャディーがいた場合、達成者が酒代に3シリング程度の現金を渡してきた!
この金額は、安いウイスキーが一本買える値段!

セントアンドリュースのトム・モリス爺がホールインワンの定義を取り上げ始めて吠えたのが

1902年のこと

「こいつは偶然的は一発の出来事に過ぎない。騒ぐのは愚かしい事だ」

以来、この思想が守られて現在に至る!


日本とは大きく違いますね

ただ祝うのが悪いわけでもなく大盤振る舞いするのも悪いわけではなく!

このホールインワンは、私は偶然でも必然でもなく!
練習の成果が出た!と考えます!

ですのでおかげさまでホールインワンが出た!と単純に周りの方に、自分のできる範囲でふるまえばよいのではないでしょうか?

無理することもなければ、見栄を張ることもない!

ですので厄払い!とか

厄介なもの!

ホールインワンというものを考えないでいただきたいと
この本を読んで思った次第です!

というのもわたくし原田はゴルフ歴27年くらいになりますが、いまだかつてホールインワンをやったことがないもので(-_-;)

一度はやってみたいものでございます!


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