書籍の紹介 イギリス旅行のきっかけを作ってくれた本 伊集院 静・文 宮本 卓・写真 夢のゴルフコースへ スコットランド編

  • 2015年03月02日

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今日は、書籍の紹介。

この本は、伊集院 静さんのゴルフ旅行記です。

そして素晴らしいスコットランドの写真がこの中には満載です。

この本に描かれている世界の場所に行きたいと!私はただそう思いました!!

コースは
セントアンドリュース
ノースバーウィック
カ―ヌスティー
キングスバーンズ
ターンベリー
プレストウィック
ロイヤルトゥルーン
グリンイーグルス
ザ・ナイルンゴルフクラブ
ロイヤルド―ノック

です。

11月下旬のスコットランドでの極寒ゴルフ!
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雨と風と寒さのトリプルパンチです。
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その中で、私が行けそうなコースはないかと選択したのがターンベリーとセントアンドリュースです。

セントアンドリュースは、その場所にはおとずれる事が出来ましたがプレーはできませんでした。

そして、ターンベリーでのゴルフは私のゴルフ人生の中でも貴重な体験でありました!

この本にはこう書いてあります。
3年間アメリカのゴルフコースを巡った。アメリカのゴルフコースをプレーしていて、人の手で見事に作られた「スタジアム型式」のコースや「リンクスコース」をまねたコースに何かひとつ物足りなさを感じるようになった。
 そうしてスコットランドのコースで一度プレーしたゴルファーたちが、一様に語る印象。
「スコットランドのリンクスコースをプレーしてゴルフがどういうスポーツかがわかったよ。」
「死ぬまでにもう一度オールドコースをラウンドしてみたいよ」
それらの言葉はやはり実際にプレーしてみなければ理解できないのだろうと思わせるものだった。

そして
ゴルフ史家・アンドリュー・ラングはこう言っております。

スコットランドにゴルフが生まれたのは、そこにリンクスランドがあったからだと。

それはイギリスのヒラリー卿がエベレストを最初に征服するにあたり言った言葉と酷似しております。
そこに山があるからだ と

そしてあの球聖ボビージョーンズもスコットランドのリンクス セントアンドリュースをラウンドした時の感想でこう述べております。

「初めの印象は最悪!
しかし何度もラウンドする事でその素晴らしさに気付くと!」

イギリスに赴き、いろいろな体験ができたのもこの本を読んだおかげといっても過言ではありません。

私のゴルフ人生の中で、最も刺激を受けた一冊と言っても良いしょう。


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息子・中島常幸のゴルフ 中島 巌

  • 2015年03月02日

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今日は書籍の紹介!

今のシニアで活躍している中嶋常幸プロの幼少期からプロゴルファーになるまでの過程を父親 中島巌氏の視点で描いた壮絶な物語でございます。

今の温和な中嶋プロとは、考えもしない世界、凄絶な練習が描かれています。

中嶋プロの父、中島巌氏のゴルフに対する考えの中には不可能を可能にする!ということがあります。
不可能へのチャレンジ!
そのためプロゴルファーとなる中島常幸プロと二人三脚が始まります。

そしてプロとして、ミスは許されない!

そのためには、まず400ヤードのドライバーショットが必要と考えました!
そうすれば、全てのミドルホールでワンオンすることができ、18ホール、18アンダーが可能!
よしんば上手くいかなくても半分の9アンダーは最低出せる。
4日で36アンダーである。
ざっと見渡したところ、36アンダーを出す人間は世界に誰もいない。
36アンダーは上手くいかなかったときのスコアだから、上手くいけば50アンダーくらいは出せる!

そのため壮絶なトレーニングが始まるのです!!

それでは最後にこの本のプロローグをご紹介しておきます!

「おーい!誰か来てくれ!!大変だ!」
私は、死に物狂いで叫んだ。
庭先の飛び石の上に常幸が冷たくなって倒れ込むのとほとんど同時だった。
「常幸、しっかりしろ、死ぬんじゃない!死ぬんじゃないぞ!!」

かすかに、常幸の眼が開いた。けれども、焦点の合わない、死人のそれのようであった。

「父さん、僕はまだ修行が足りないんだね。自分でなさけなくなってきた…」
その日の夕方、練習ラウンドから戻ってきた常幸は、いつになく打ちしおれた顔でポツンといった。スコアは乱れ、とてもタイトルを狙える状態ではなかった。

すると、突然彼はパンツ一枚になると、庭石の上で座禅を組み始めた。一月末の群馬はことのほか寒い。時として粉雪が舞っていた。

「この寒さだ、どうせ2,30分で音を上げるだろう」
そう思って、私はその場から立ち去った。

1,2,3時間、寒暖時計は零度を示し、今のもマイナスに下がろうとしていた。
「おい、常幸、もう風呂に入ったらどうだ。得心がいったろう」

「いや、もう少しだよ。もう少しこのままでいたいんだ...」

この時、強引にでもやめさせていればよかったのだ。

それから一時間。「自分の心と戦うことはいいことだ。でも無茶はいかん。身体を大切にしろよ。風呂に入って、ゆっくり疲れをとることだな。」

私はそういいながら、常幸の肩をたたいた。その肩は石より冷たかった。死人でさえ、もっと温度を感じるはずだ。
とその時、常幸の身体は急にバランスを失ったかのように、大きく揺れた。それは震えではない。頭からつんのめるように半円を描きながら地面に落ちて行った。死んだように、ピクリとも動かず倒れたままであった。
「誰か来てくれ!!」

弟、姉、妻 皆で死人のような、いや死人以上に冷たく、硬くなった常幸を家の中に運び入れた。

気絶状態の常幸がやっと目を開き、口をもぐもぐさせ始めたのは、30分たってからだろうか、一時間たってからだろうか。目もうつろで焦点があっていない。

そして常幸は言った。

「父さん...、僕まだ修行が足りない...、修行が...、自分が憎くて...」

常幸が全日本パブリック選手権を勝ったのは、この年の夏のことだった。


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書籍の紹介 鬼才 戸田藤一郎の生涯 「右手」

  • 2015年03月02日

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今日は書籍の紹介です!

「右手」鬼才・戸田藤一郎の生涯  早瀬利之著

日本の戦前戦後に活躍したパンチショット、鬼のトイチと呼ばれた伝説のプロゴルファーです。

全盛期の昭和13年~15年にかけて日本プロ3連勝、日本オープン、関西オープンを制して年間グランドスラムを達成します。

広野ゴルフクラブの練習場で200ヤード先の松を来る日も来る日も何万発も4番アイアンで打ちこみ、枯らしたのはあまりのも有名な話です!

この凄絶な練習は当時、日本のトップに君臨していた宮本留吉に勝つというただそれだけの為に!!

こうした練習ぶりは彼の死後までわからないままでした。
「わしは、天才と呼ばれるのが大嫌いや!天才なもんか。天才は留はんや。わいは努力型の男や。みんなが眠っている時にそっと床を離れ、気づかれんうちに練習し、またそっと床に入り、そして、また早く起きてボールをかき集めに行く。そんな努力をしたからこそ、ええ球が打てたんや」

そんな戸田も昭和23年プロ資格はく奪されます。女性問題や金銭問題ではありましたが、これによりトーナメントは出入り禁止、そしてレッスンプロとしても資格を奪われました。
収入の道が途絶え、これから生まれる子供の為、ギャンブルや、客との賭けゴルフで生活費を稼ぎました。

昭和34年にプロと復帰した戸田は昭和38年に日本オープンを制し、復活を遂げ昭和46年の関西プロで、当時無敵の杉原輝雄を59歳の戸田が破った試合は、今も語り草となっております。

戸田の晩年は、オープンしない阿古谷ゴルフ場建設に名を貸したばかりに入会者から責任を問われ、住む場所を転々と移りながら身を隠し、その頃知り合った女性と2人で食べるため「藤十郎」という蕎麦屋の主人となり、試合にも出ずそばを打ちづつけました。

この壮絶なゴルフ人生を送った戸田藤一郎のスイングの信念は、本の題名のとおり「右手をしっかり使え」です。
「人間の手は、大きく使わなあかん」「ゴルフはピストン作用だ。右に引いて、左へぶつける。その時の爆発力が飛距離を生むのや。力やない、爆発力や」「器用な右手を使わんのはアホや。右手使って初めてパワーが生きる」

戸田の流れは、その後のプロゴルファーに数多くの影響を与えます。青木功、金井清一、ジャンボ尾崎とその流れは現代へと受け継がれているといっても過言ではありません。


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月例ラウンド研修会 INゴールド札幌

  • 2015年03月02日

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今日は、月例ラウンド研修会

場所はゴールド札幌です。

始め小ぶりな雨がホールを進んでいくうちに大雨になり、かなりの悪天候の中のラウンドでした。

ゴールド札幌は、藤ロイヤル時代に良くお世話になりましたがもう10年はラウンドしてませんでしたので、とても懐かしかったです(^-^)

打ち上げ、打ちおろしのホールが多くセカンドショットの距離感が難しく、コースが林でセパレートされているのでドライバーが曲がるとかなり大変です。

雨でドライバーのランがなくなり、アイアンも下がぬかるんでいるのでしっかりボールを捉えないとダフってしまっては距離も出ません!

なかなかタフなコンディションの中のプレーでしたが、皆さん弱音を吐かずに頑張りました(^-^)

そして、今年初の試みである月例ラウンド研修会も早いもので次回で最後となります!


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