書籍の紹介 ハーヴィー・ぺニックの最後のゴルフレッスン

  • 2015年02月24日

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今日は書籍の紹介です。
わたしのレッスンプロとして尊敬している人の本です。名前はハーヴィー・ぺニックというアメリカのプロゴルファーです。彼を慕うプロゴルファーにはそうそうたるメンバーが名を連ねています。デービス・ラブⅢ、トム・カイト、そしてベン・クレンショ―です。

彼が書いたレッスン書、リトル・レッド・ブックとグリーンブックは大ベストセラーとなり一躍有名となりました。かれは、この本の執筆中に肺炎で倒れ死の床からこの本を書き上げました。
彼は、こう言ってます。人はすべて、自分が卓越していると思いこみたい。教師からの批判は、進歩への意欲を殺いでしまう。賞賛することには積極的に、欠点を見つけるにはゆっくりでいいのだ。
議論はするな!!たとえ議論に勝っても、たいてい生徒の好意を失うだけのなのだ。生徒には、彼らが間違っているというべきではない。私たちのほとんどは、自分自身について
”ひがみ”を抱いているものだ。自分が間違っている時には、それを自分で認める事があるかもしれない! が、仮に誰かが、その事実を突き付けようとしたら、絶対に認めたがらないであろう!

1995年、90歳でトム・カイトにみとられて息を引き取ります。その1週間後、ベン・クレンショ―は2回目のマスターズチャンピオンに輝きます。そのわずか2週間前ぺニックは、70年以上に及んだティーチングプロ生活で最後のレッスンをクレンショーに行った。そこで死の床からかすれた声で指示を出した。「自分を信じよ。自分自身を信じるんだ…」

この年のマスターズで最後のパットを決めた瞬間、ベン・クレンショ―はこみ上げる思いを抑えきれず、両手で顔を覆い、グリーンにうずくまった。この映像は、今でもマスターズのオープニングの歌の時に流れています。そして、彼はスピーチでこう語っています。「バックの中に15番目のクラブが入っていたんです。そう、ハーヴィー・ぺニックという名のクラブが」
マスターズは、4月6日から始まります。楽しみですね!


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