今日は書籍の紹介 摂津茂和コレクション 千夜一夜
- 2015年03月02日
今日は朝のレッスンが終了し、夜のレッスンまでかなりの時間が空くのでブログにて書籍の紹介をします。
摂津茂和コレクションにでてくるゴルフの本質をついたエピソードをユーモアたっぷりに表現しているご紹介いたします。
エピソード
完全なゴルフ
あるところにゴルフが大好きでゴルフ仲間も沢山いるダッファー(ゴルフが上手ではない人々の総称)がいました。彼はどんなにゴルフを練習しても練習してもゴルフが上手くなりませんでした。
そんななか彼はある日、夢をみます。
その夢にゴルフの神様が登場しその神様にあることを頼みます!
「どうか完全無欠のゴルフができるようにしてください!!」
神様が言いました!
「そんなつまらん頼みか!」
その願いは届き、次の日からボールを打つと真っすぐのボールしか出ません!!
そう!彼は完全無欠のゴルファーになったのです!
いままで負けていたライバルたちを次々と倒し有頂天に!!
しかしある日、ゴルフ仲間に試合を挑んだら体よく断られます。
理由を聞いてみると「わしは、機械みたいな奴とゴルフするのは面白くないから嫌だ!!」
「もっと人間らしいのとやる方が面白いからね」
彼は独りぼっちになり、ミスをしたくなり、わざとミスしようとしてもミスができません!!
そしてもう一度、夢で神様に元に戻るように頼みます!
さっそくドライバーでスライスしたボールを見て喜びは頂点に達し、すぐさまゴルフ仲間と楽しいゴルフを堪能しました
おっしまい
ゴルフは、曲がったりダフッたりすること自体全てがゴルフであり、いつも簡単にまっすぐボールが打てる競技であればこんなに世界中の人々が魅了するスポーツになってはいなかったのではないでしょうか!
もうひとつのエピソード
忘れたメモ
19世紀のイギリスでゴルフが大好きな、そしてあまり出世のできない貴族がいました。
その貴族はとてもせっかちな性分でそれはゴルフのプレー中もその性格が顔を出します。
そんな時、ある試合で初めて予選を通過します!
そして決勝でハーフを無事終了
そんな中その貴族はある不安でそわそわし始めます!
それはなぜかというと彼は重大な忘れ物をしていたのです!
プロゴルファーのアンドリュー・カーカルディーがコーチをしてくれた時、教えてくれたあるおまじないみたいに良く効く方法を書いたメモを彼は忘れてしまったのです!
プレー中それを思い出せなくてイライラしショットは乱れ、パットは外れる(アレさえ思い出せたら)
結果はボロボロ
せっかく初めての予選通過した決勝ラウンドは、苦い経験となったのです。
敗北し好物のウイスキーをひっかけずクラブハウスを飛び出し、家に急ぎました。
一目散に書斎に駆け込み忘れていたメモを机の上から取り出して読みました
「今度こそせかぬこと」
おっしまい(笑)
ゴルフに関わらずこのような事はよくありますね!
やはり、ゴルフに限らず焦ったり、せかされたりすると冷静さを失い、いつもできていることができません!!
そして自分がプレーしていて上手く打てない時、何が足りないか悩みながらラウンドしていてプレー終了後に忘れていた事柄を思い出した時、内容が意外と簡単で単純であるという事もよくある事ですね(笑)