今日はゴルフの歴史 グリップの歴史

  • 2015年03月02日

今日は、ゴルフでとても重要なポイントであり、我々レッスンプロもまず初めにレクチャーする項目であるグリップの歴史を少しお話いたします。
オーバーラッピンググリップ
オーバーラッピンググリップ.jpg

いまプロゴルファーも含め最もポピュラーなグリップがオーバーラッピンググリップという左の人差指の上に右手の小指を乗せる握り方であります。

私も21年この握りを採用しておりますが、この握りを発明するまでにはいろいろな苦難の研究の結果であるというお話だと皆さんお思いでしょうが、そうではないのです。

このグリップの別名はバードングリップと言われております。

その名の通り、ハリー・バードンというイギリスの伝説のプロゴルファーでございます。

19世紀後半から20世紀前半に活躍したJ.h.テーラー、ジェームズ・ブレイド、そしてハリー・バードンは元祖ビック3といわれ、古代ローマの3頭政治ポンペイ、シーザー、クラッサスになぞらえてトリアンビレートといわれいました。

バードンがこのグリップをする前までは、プロを含めナチュラルグリップ(ベースボールグリップ)でゴルフをしていました。

バードンの自伝の中で彼はこう言っております。
「私は故郷のジャージー島で7歳(1877年)の時からキャディーをやったが、次第にゴルフが面白くなって島に多く繁茂しているブラックソーン(バラ科)の灌木からクラブの形に似た手ごろの幹を切ってきてそれでスイングのまねごとをした。ところがブラックソーンの幹にはトゲが多く普通に握ると両手の親指がトゲにかかって痛いので無意識に親指の棒の真上にずらしておくようになった。すると右手の小指が自然に左手の人差指の第一関節の上にまたがるようになった。」

「後年、本当のクラブでボールを打つようになった時、私も最初はみんながするようにナチュラルグリップでやっていたが、それではどうもうまくボールをコントロールできないので、少年時代にブラックソーンの棒切れを握った方法をもう一度試してみた。そうしたらボールが初めて私の思うようにコントロールできたのである。」

この現代で最も偉大なグリップであるオーバーラッピングリップはこのように生まれました。

バードンはグリップの開発において、苦難の練習というのはもちろんありました。
しかしその中で突然やってくる、ひらめき!突然やってくる開眼!これがゴルフの技術を発展させてきた要因ではないでしょうか!そしてそのひらめきは学術やらなにやらという堅苦しいものではなく偶然という名の必然!過酷な練習の中の遊び心から生まれるのではないかと考えます。

最後にパッティングのグリップで最もポピュラーであるリバースオーバーラッピングの誕生の由来を紹介いたします。
リバースオーバーラッピング
リバースオーバーラッピンググリップ.jpg
このグリップはパッティングのうまさでは歴代プロゴルファーのなかでも1,2を争う1900年初頭に活躍したプロゴルファー、ウォルター・トラビスが、開発したといわれいております。
「パットと制する者はゴルフを制する」という名言を残したトラビスは、このグリップについてオーバーラッピンググリップのハリー・バードンにいいました
「実は私も最初はあなたの創案したオーバーラッピンググリップをしていたのですが、ある冬に左手の人差指が霜やけにかかりましてね。その上に右手の小指をかけるとひどく痛いのであべこべにしたのが動機です」

皆さん!頭を柔らかくしてゴルフの練習に取り組むとまだまだ開眼できます!!
さあ練習場に向かいましょう!!


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