マナーの啓蒙家 ロード・リデル

  • 2015年03月02日

今日は書籍の紹介ではないのですが、昔読んだ夏坂健の本の中でゴルフのマナーについて、貴族から始まり大衆へと広がっていくゴルフの歴史の中で必ず起こりえる事柄を興味深く語っている内容なのでブログにて書いて見ます。

19世紀から20世紀にかけてゴルフがイングランドに普及し労働階級にもゴルフブームが巻き起こりました。
ロンドンの新聞「ニュース・オブ・ザ・ワールド」社主
ロード・リデルは12のアーティザンゴルフクラブを集めてアーティザン・ゴルファーズ・アソシエーションを結成します。
3年後には60クラブが加わる巨大組織に発展します。

しかしアーティザン階級の方々は少々気性が荒く、マナーに欠ける言動も目立ちました。

そこでリデルは言います
「諸君!人間は礼儀正しく挨拶するから犬ではなくて人間なのだ。特にゴルフは赤の他人とクラブを交え一日の大半の時間を共に過ごすゲームである。これは想像以上に礼儀が要求される状況であり、マナーの習得は、ショットの勉強より優先すべきだと私は考える。異論のあるものは前に出なさい!」

さらに
「諸君は、この偉大なゲームを誤解しているようだ。
ゴルフがスコットランドの草原に根付いたのは、多分西暦1300年代後半だろうと思う。その日から現在まで隆盛を極める事はあってもただの一度として人々に飽きられた事がない。その理由について考えてみようではないか。私が思うにゴルフという知的なゲームは暗喩と皮肉に富み私たち人間の脆弱な部分を揶揄し、プレーヤーの内面を鋭くえぐって人間的資質の良否を試しにかかるようだ。

つまりゴルフとは、大人になってから始めて試される常識の為のリトマス試験紙と考える。スコアなど論外!ゴルファーが残すのはプレーの後味だけである。

ゴルフの真髄とは何か?それはゲームに臨んで一人の審判もいない事だ。つまり自分の言動の全ては自分一人に帰するのが太古からの決まり。持てる常識の全てを駆使した上、その結論に全責任を負うのがゴルフの特徴である。ところが、ゴルフほど万事にわたってごまかしやすい機会に恵まれたゲームも稀だろう。

ゆえにまたゴルフほど欺瞞を犯した者が激しく軽蔑されるゲームも他に例を見ない。

審判不在、これは、お互いを信用することで成り立つ話である。お分かりかな?

自分のスコアなどちっぽけで取るに足らない問題であって、ゲームに臨んだ人間は、審判不在の状況に身を置いて他から信用を得なければならない。これがゴルフの真髄であり、ゆえにゴルフでは、灰色的行為のすべてが有罪とされる。
くれぐれも申し上げるが、人から疑惑の念を持たれるような行動は厳に慎まなければならない。公明正大、自分を絶対に騙さないのがゴルフである。」

harada golfの生徒さんはカッコよくてスマートなゴルファーを目指しましょう!!

まずは、ルールよりマナー!

1774年 13カ条のゴルフルールが出来ました!

13カ条もあれば大抵の事態は収拾できると賢者たちは考えたのです。
審判を置かず、自己裁定でプレーするからこそこのゲームは誇り高くかつ興味が尽きないと私は思います!!

さあ今年もゴルフを頑張りましょう!!


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